40代からソロキャンプを始めた理由|離婚と心の疲れから人生を立て直す時間

はじめに|ソロキャンプを始めたのは「趣味が欲しかったから」じゃなかった
こんにちは、としひろ(@solocamp40)です。
正直に言うと、自分がソロキャンプを始めた理由は、最初から「キャンプが好きだったから」ではありません。
もちろん、自然の中で過ごすことへの憧れはありました。
焚き火を眺めたり、外でコーヒーを飲んだり、誰にも邪魔されずに静かな時間を過ごしたり。
そういう時間に、どこか惹かれる気持ちはありました。
でも、本当のきっかけはもっと現実的でした。
40代になって、ふと立ち止まったときに思ったんです。
「このままの人生でいいのかな」
仕事のこと。
人間関係のこと。
離婚後の生活のこと。
これから先の自分のこと。
いろんなことが少しずつ重なって、気づけば心も体もずっと疲れていました。
若い頃なら、勢いで何とかなったかもしれません。
友達と飲みに行ったり、趣味に没頭したり、寝れば少し回復できたり。
しかし、40代になると疲れ方が少し変わってきます。
体の疲れだけではなく、心の奥にじわじわ残るような疲れ。
寝ても抜けない重さ。
何をしても心から楽しめない感覚。
自分は、その疲れをうまく言葉にできないまま、毎日を過ごしていました。
そして、そんなときに出会ったのがソロキャンプでした。

ソロキャンプを始めた理由は、楽しむためというより、自分を取り戻すためだったんです。
結論|40代からのソロキャンプは“逃げ場”ではなく“回復の場所”だった


最初に結論からお伝えします。
自分にとって、40代から始めたソロキャンプは、ただの趣味ではありませんでした。
ソロキャンプは“逃げ場”ではなく、“回復の場所”だったんです。
仕事から逃げたい。
人間関係から離れたい。
現実を見たくない。
最初は、そういう気持ちも少しあったかもしれません。
でも、実際に自然の中で一人の時間を過ごしてみると、それは単なる現実逃避ではありませんでした。
むしろ、日常から少し距離を置くことで、今まで見えなかった自分の気持ちに気づけるようになりました。
誰にも気を使わない。
誰にも評価されない。
無理に明るくしなくてもいい。
誰かの期待に応えなくてもいい。
ただ、自分としてそこにいるだけでいい。
その時間が、あの頃の自分には本当に必要でした。
特に40代になると、仕事でも家庭でも人間関係でも、いろいろな役割を背負うことが増えます。
「ちゃんとしなきゃ」
「弱音を吐いちゃいけない」
「大人なんだから頑張らないと」
そんなふうに、自分で自分を追い込んでしまうこともあります。
だからこそ、40代からのソロキャンプは、単なるアウトドアではなく、心を整える時間になりました。
40代からのソロキャンプは、かっこよく楽しむためだけのものではありません。
疲れた心を休ませたり、自分のペースを取り戻したりするための時間にもなります。
40代になると、心の疲れに気づきにくくなる
若い頃の疲れと40代の疲れは少し違う
若い頃の疲れは、わりと分かりやすかった気がします。



仕事で疲れた。
遊びすぎて疲れた。
寝不足でしんどい。
そういう疲れは、寝たり休んだりすれば、ある程度回復できました。
しかし、40代になると疲れ方が少し変わってきます。
体の疲れだけではなく、心の疲れが静かに溜まっていくんです。
たとえば、こんな状態です。
- 朝起きても気持ちが重い
- 休みの日なのに何もする気が起きない
- 好きだったことに興味がわかない
- 人と会うのが少し面倒になる
- 将来のことを考えると不安になる
- 何をしていても、どこか心が晴れない
- ちゃんと休んでいるはずなのに疲れが抜けない
こういう状態って、はっきり「限界です」と分かるものではありません。
だからこそ、気づかないうちに無理を続けてしまいます。
自分もそうでした。



「まだ大丈夫」
「みんな頑張っている」
「自分だけ弱音を吐くわけにはいかない」
そう思いながら、少しずつ心の余裕がなくなっていきました。
40代は人生を見直すタイミングでもある
40代は、人生の折り返しを意識しやすい時期だと思います。
若い頃のように、何でもこれから始まるという感覚だけではいられません。
仕事のこと。
お金のこと。
健康のこと。
家族のこと。
老後のこと。
これからの生き方のこと。
ふとした瞬間に、いろいろなことを考えてしまいます。
そして、その中で、
「自分は本当にこのままでいいのかな」
と感じることがあります。
もちろん、その答えがすぐに出るわけではありません。
でも、答えが出ないまま日常だけが続いていくと、心の中にずっとモヤモヤが残ります。
ソロキャンプは、そのモヤモヤを一瞬で解決してくれるものではありません。
ただ、自然の中で一人になることで、頭の中の音量が少し下がります。
すると、普段は聞こえなかった自分の本音に、少しだけ気づけるようになるんです。
関連記事:初めてのソロキャンプで感じた孤独と安心|40代のリアル体験


美容師として働いた日々|人と向き合う仕事のやりがいと疲れ


美容師は、人の気持ちに寄り添う仕事だった
自分はこれまで、美容師として働いてきました。
美容師という仕事は、髪を切るだけの仕事ではありません。
お客様の希望を聞き、雰囲気を読み取り、会話をしながら、その人に合うスタイルを作っていく仕事です。
だからこそ、やりがいは大きかったです。
「ありがとう」
「気に入りました」
「またお願いします」
そう言ってもらえる瞬間は、本当に嬉しかったです。
誰かの気分を少し明るくできる。
その人の印象を変える手伝いができる。
自分の技術で喜んでもらえる。
それは、美容師という仕事の大きな魅力でした。
しかし、その一方で、美容師は常に人と向き合い続ける仕事でもあります。
お客様の表情。
会話の空気。
職場の人間関係。
時間に追われるプレッシャー。
期待に応えなければいけない緊張感。
気づけば、仕事中はずっと気を張っていました。
もちろん、それが悪いわけではありません。
人と関わる仕事には、そういう面があります。
でも、自分の場合は、少しずつ心の余裕が削られていったのだと思います。
人と関わる仕事は、知らないうちに心を使う
美容師として働いていると、自然と相手に合わせることが増えます。
明るく振る舞う。
空気を読む。
相手の希望を汲み取る。
会話のテンポを合わせる。
疲れていても笑顔で接する。
それは仕事として大切なことです。
ただ、毎日続けていると、自分自身の気持ちを後回しにしやすくなります。



「本当は疲れている」
「今日は静かにしていたい」
「少し休みたい」
そう思っていても、仕事中はなかなか出せません。
そして、いつの間にか自分の本音が分からなくなっていきました。
今思えば、あの頃の自分は人と関わることが嫌だったわけではありません。
ただ、自分に戻る時間が少なかったのだと思います。



人と関わる仕事が好きでも、ずっと気を使い続けると、心は少しずつ疲れていくんですよね。
大型トラック運転手へ|一人の時間が増えても満たされなかった
一人の仕事になれば楽になると思っていた
その後、自分は大型トラックの運転手として働くようになりました。
美容師とはまったく違う仕事です。
人と話す時間は減り、運転中はほとんど一人です。
最初は、それが楽に感じました。
誰かに気を使い続ける必要がない。
無理に会話を続ける必要もない。
一人で黙々と仕事ができる。
美容師時代とは違う意味で、自分のペースを保ちやすい仕事でした。
ただ、しばらくすると別の疲れを感じるようになりました。
人と関わらなさすぎても、心は満たされない
一人の時間が増えたことで、確かに気楽な面はありました。
でも、その一方で、どこか心が満たされない感覚もありました。
人と関わりすぎると疲れる。
けれど、人と関わらなさすぎても、少し孤独になる。
このバランスの難しさを、仕事を通して感じました。
つまり、自分に必要だったのは、ただ一人になることではなかったのだと思います。
必要だったのは、心から安心できる一人の時間でした。
同じ一人でも、仕事中の一人と、自然の中で過ごす一人はまったく違います。
仕事中の一人は、責任や緊張があります。
でも、ソロキャンプの一人は違います。
誰かに急かされることもない。
納期に追われることもない。
失敗したら怒られるわけでもない。
ただ、自分のペースで過ごせる。
この違いは、自分にとってとても大きなものでした。
一人の時間があれば心が休まるとは限りません。
大切なのは「安心して一人でいられる時間」を作ることでした。
離婚を経験して感じた生活の変化
一人の時間が増えたのに、心は落ち着かなかった
離婚を経験して、生活は大きく変わりました。
一人の時間は増えました。
誰かに合わせる必要も減りました。
生活のペースも自分で決められるようになりました。
それなら、気持ちも楽になるはず。
そう思う人もいるかもしれません。
でも、実際はそんなに単純ではありませんでした。
一人になったからといって、すぐに心が自由になるわけではありません。
むしろ、静かな時間が増えたことで、いろいろなことを考えてしまうようになりました。



「これからどうしよう」
「自分は何をしているんだろう」
「この先、ちゃんとやっていけるのかな」
そんな思いが頭の中をぐるぐる回ることがありました。
なお、心のつらさが強いときや、日常生活に支障が出ているときは、一人で抱え込まないことも大切です。必要な場合は、厚生労働省の相談窓口なども確認してみてください。
参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」
何をしても楽しくない時期があった
離婚後は、何かを楽しむ気持ちも少し薄れていました。
休みの日になっても、どこかへ行きたいと思えない。
誰かと会う気力もない。
家にいても気持ちが晴れない。
好きだったことにも、なかなか気持ちが向かない。
もちろん、毎日ずっと落ち込んでいたわけではありません。
普通に仕事をして、普通に生活していました。
でも、心の奥にはずっと疲れが残っていました。
そして、その疲れをどう扱えばいいのか、自分でも分かっていませんでした。
だからこそ、自分には日常とは違う場所が必要だったのだと思います。
この記事は、ソロキャンプを医療的な治療としてすすめるものではありません。
つらさが強い場合や日常生活に支障がある場合は、専門機関や信頼できる人に相談することも大切です。
精神的にバランスを崩した時期に気づいたこと
頑張り続けるだけでは回復できない
精神的に少しバランスを崩していた時期、自分は「もっと頑張れば何とかなる」と思っていました。
仕事をする。
生活を整える。
余計なことを考えないようにする。
とにかく日々をこなす。
そうしていれば、いつか自然に元気になると思っていました。
でも、実際にはそう簡単ではありませんでした。
頑張り続けることと、回復することは違います。
むしろ、回復するためには、頑張らない時間が必要でした。
それに気づくまで、自分はかなり時間がかかりました。
休むことに罪悪感があった
40代になると、休むことにどこか罪悪感を持ってしまう人も多いと思います。
「休んでいる場合じゃない」
「もっとちゃんとしないといけない」
「自分だけ立ち止まってはいけない」
そんなふうに考えてしまいます。
自分もそうでした。
でも、今は少し考え方が変わりました。
休むことは、サボることではありません。
心を整えるために必要な時間です。
そして、自分にとってその時間を作りやすかったのが、ソロキャンプでした。
休むことは、人生をあきらめることではありません。
もう一度、自分のペースを取り戻すための準備時間です。
ソロキャンプを始める前に不安だったこと
一人でキャンプ場に行くことへの不安
ソロキャンプを始める前、自分にはいくつもの不安がありました。
まず大きかったのは、一人でキャンプ場に行くことへの不安です。
キャンプ場に着いたとき、周りが家族連れやグループばかりだったらどうしよう。
一人でテントを張っていて、変に見られないかな。
慣れていない感じが出て、恥ずかしくないかな。
そんなことを考えていました。
でも、実際に行ってみると、思っていたほど周りは自分のことを見ていませんでした。
というより、みんな自分たちのキャンプを楽しんでいます。
家族連れは家族の時間を楽しんでいるし、グループは仲間との会話を楽しんでいる。
ソロキャンパーはソロキャンパーで、自分の世界を楽しんでいます。
だから、必要以上に周りの目を気にしなくても大丈夫だと感じました。
道具選びへの不安
次に不安だったのは、道具選びです。
ソロキャンプ初心者にとって、道具選びはかなり悩みます。
- テントは何を選べばいいのか。
- 寝袋はどのくらいの性能が必要なのか。
- ランタンは何個いるのか。
- 椅子やテーブルは必要なのか。
- 焚き火台は最初から買った方がいいのか。
調べれば調べるほど、情報が多すぎて分からなくなります。
しかも、キャンプ道具は価格の幅も広いです。
安く始めたい気持ちもあるけれど、安すぎて失敗するのも怖い。
かといって、最初から高い道具を買うのも不安。
自分もかなり迷いました。
ただ、今思うのは、最初から完璧な道具をそろえなくてよかったということです。
最初に必要なのは、最低限安全に過ごせる道具です。
そして、何度かキャンプをしていく中で、自分に必要なものが少しずつ分かってきます。
関連記事:ソロキャンプ初心者の道具リスト|最低限これだけでOK


夜の不安
そして、初心者にとってかなり大きいのが夜の不安です。
昼間は明るいので、まだ気持ちに余裕があります。
でも、夜になるとキャンプ場の雰囲気は一気に変わります。
周りが暗くなる。
音が少なくなる。
風の音や物音が気になる。
スマホの電波が弱い場所だとさらに不安になる。
自分も最初の夜は、少し怖かったです。
ただ、その怖さは、準備でかなり減らすことができます。
- 管理人がいるキャンプ場を選ぶ。
- トイレや炊事場が近い場所を選ぶ。
- 周りに人がいる区画を選ぶ。
- 明るいランタンを用意する。
- 寝る前に荷物を整理しておく。
こうした小さな準備があるだけで、安心感はかなり変わります。
実際に行ってみて「思ったより大丈夫だった」こと
テント設営は完璧じゃなくても何とかなる
初めてのソロキャンプでは、テント設営にも不安がありました。
説明書を見てもよく分からなかったらどうしよう。
時間がかかって周りに見られたら恥ずかしいな。
そんなふうに思っていました。
でも、実際にやってみると、完璧ではなくても何とかなりました。
もちろん、最初からスムーズにはいきません。
向きが違ったり、ペグを打つ場所に迷ったり、思ったより時間がかかったりします。
でも、それも含めて経験です。
一度やってみると、次は少し楽になります。
二回目、三回目になると、さらに分かってきます。
だから、最初から上手にやろうとしなくて大丈夫です。
大事なのは、焦らないこと。
そして、明るいうちに設営を始めることです。
一人ご飯は思ったより気楽だった
ソロキャンプ前は、キャンプ飯にも少しプレッシャーがありました。
キャンプといえば、スキレット料理や焚き火料理。
おしゃれなキャンプ飯を作らないといけないような気がしていました。
でも、実際にはそんなことはありませんでした。
・お湯を沸かしてカップ麺を食べてもいい。
・缶詰とご飯だけでもいい。
・スーパーで買った惣菜でもいい。
・コンビニのおにぎりでもいい。
外で食べるだけで、いつものご飯が少し特別に感じます。
むしろ、初心者のうちは料理を頑張りすぎない方がいいと思います。
なぜなら、料理を頑張りすぎると、準備も片付けも大変になるからです。
ソロキャンプでは全部自分でやります。
だからこそ、最初は簡単でいいんです。



ソロキャンプ飯は、映えよりも「楽」が大事。無理しない方が、ちゃんと楽しめます。
一人の時間は寂しいだけじゃなかった
行く前は、一人で過ごす時間が寂しくならないか心配でした。
でも、実際には寂しさだけではありませんでした。
むしろ、一人だからこそ感じられる安心がありました。
誰かに合わせなくていい。
無理に会話しなくていい。
疲れたら横になってもいい。
何もせずにぼーっとしていてもいい。
この自由さが、自分にはとても心地よかったです。
もちろん、ふと寂しさを感じる瞬間もあります。
でも、その寂しさも含めて、自分の時間なんだと思えました。
初めてソロキャンプに行く前は、道具だけでなくキャンプ場でのマナーも確認しておくと安心です。特に夜間や早朝は音が響きやすいため、周囲への配慮も大切になります。
参考:日本オートキャンプ協会
初めてのソロキャンプ|怖さと不安の中で感じた静けさ
初めてのソロキャンプは正直怖かった
初めてソロキャンプに行ったとき、正直に言うと不安もありました。
一人でテントを張れるのか。
夜は怖くないのか。
忘れ物はないか。
周りの人に変に思われないか。
急に雨が降ったらどうしよう。
虫が多かったらどうしよう。
ソロキャンプに慣れている人から見れば、小さなことかもしれません。
でも、初心者にとっては一つひとつが不安です。
特に40代から新しいことを始めるときは、若い頃とは違う慎重さがあります。
失敗したくない。
恥をかきたくない。
無理をしたくない。
そんな気持ちもありました。
それでも行ってみようと思えたのは、今の自分には何かを変えるきっかけが必要だと感じていたからです。
関連記事:初めてのソロキャンプは何泊がいい?初心者はデイキャンプからでもOK


夜の静けさの中で心が少し軽くなった
キャンプ場の夜は、想像以上に静かでした。
普段の生活では、車の音、スマホの通知、テレビの音、人の声など、いろいろな音に囲まれています。
でも、キャンプ場の夜は違いました。
聞こえるのは、風の音や虫の声、焚き火の音くらいです。
最初は、その静けさが少し怖く感じました。
けれど、しばらくすると、その静けさが心地よくなっていきました。
そして、ふと思ったんです。
「今は、何も考えなくていいんだな」
その瞬間、少しだけ肩の力が抜けました。
誰かに返信しなくてもいい。
何かを急がなくてもいい。
無理に明るくしなくてもいい。
ちゃんとしている自分を演じなくてもいい。
ただ、そこにいるだけでいい。
それだけのことなのに、自分にとっては大きな安心でした。
焚き火を見ているだけで、なぜ心が落ち着いたのか
焚き火は考えすぎる頭を止めてくれる
ソロキャンプで特に印象に残っているのは、焚き火の時間です。
火をつけて、薪をくべて、炎を眺める。
ただそれだけです。
でも、その「ただそれだけ」が、自分には必要でした。
普段の生活では、頭の中がずっと動いています。
仕事のこと。
過去のこと。
これからのこと。
お金のこと。
人間関係のこと。
自分の至らなさのこと。
考えなくてもいいのに、勝手に考えてしまう。
でも、焚き火を見ていると、不思議と頭の中が静かになっていきます。
炎の揺れを見ているだけで、余計な考えが少しずつ薄れていく感覚がありました。
何もしない時間が、こんなに大切だとは思わなかった
ソロキャンプを始める前は、「何もしない時間」に価値があるとはあまり思っていませんでした。
休みの日でも、何かをしないといけない気がしていました。
予定を入れる。
買い物に行く。
動画を見る。
スマホを触る。
何かしらで時間を埋める。
でも、ソロキャンプでは何もしない時間が自然に生まれます。
椅子に座る。
空を見る。
風を感じる。
お湯を沸かす。
コーヒーを飲む。
それだけでいい。
そして、その時間の中で、少しずつ自分の感覚が戻ってくるように感じました。



焚き火を見ている時間って、何かを頑張る時間じゃなくて、自分を休ませる時間なんですよね!
ソロキャンプは40代に合っていると思う理由
自分のペースで過ごせる
40代からのソロキャンプが自分に合っていると感じる理由の一つは、自分のペースで過ごせることです。
グループキャンプにはグループキャンプの楽しさがあります。
みんなで料理をしたり、会話をしたり、笑い合ったりする時間も楽しいと思います。
でも、人に合わせることに疲れているときは、少し負担に感じることもあります。
集合時間を決める。
食事を合わせる。
会話を続ける。
周りのペースに合わせる。
楽しいはずなのに、気を使ってしまうこともあります。
その点、ソロキャンプは自由です。
食べたいときに食べる。
寝たいときに寝る。
話したくなければ話さない。
何もしなくてもいい。
この自由さは、40代の疲れた心にはとても合っていると思います。
かっこよくなくてもいい
ソロキャンプというと、おしゃれな道具やかっこいいキャンプスタイルをイメージする人も多いかもしれません。
もちろん、それも一つの楽しみ方です。
でも、自分が大切にしたいのは、かっこよさではありません。
無理なく過ごせること。
安心して眠れること。
自分のペースで楽しめること。
帰ってきたときに「行ってよかった」と思えること。
それで十分だと思っています。
特に40代初心者の場合、最初から完璧なキャンプを目指す必要はありません。
高価な道具を一気に揃えなくてもいい。
料理を頑張らなくてもいい。
映える写真を撮らなくてもいい。
玄人っぽく見せなくてもいい。
まずは、自分が安心して過ごせることが一番です。
- 無理に遠くのキャンプ場へ行かない
- 最初は設備の整った場所を選ぶ
- 道具は最低限から始める
- 夜が不安ならデイキャンプから始める
- かっこよさより安全と快適さを優先する
- 疲れたら早めに帰る選択も持っておく
40代初心者が最初に選ぶべきキャンプ場
最初は「自然すぎる場所」より「安心できる場所」がいい
ソロキャンプを始めるとき、つい自然豊かな場所に行きたくなります。
森の奥。
湖の近く。
人が少ない静かな場所。
星がきれいに見える場所。
そういう場所は、確かに魅力的です。
でも、初心者の最初の一回に限って言えば、自然すぎる場所よりも、安心できるキャンプ場を選ぶ方がいいと思います。
なぜなら、最初のソロキャンプでは、分からないことが多いからです。
テント設営。
荷物の整理。
食事の準備。
トイレの場所。
夜の過ごし方。
撤収の手順。
これだけでも、けっこう頭を使います。
そこに「人が少なくて不安」「トイレが遠い」「管理人がいない」「電波が入らない」といった要素が加わると、楽しむ余裕がなくなってしまいます。
だから最初は、少し便利すぎるくらいでちょうどいいです。
管理人がいるキャンプ場は安心感が違う
初心者には、管理人がいるキャンプ場がおすすめです。
困ったときに相談できる人がいるだけで、安心感がかなり違います。
また、管理棟があるキャンプ場は、トイレや炊事場が整っていることも多いです。
売店があれば、忘れ物をしたときにも助かります。
ソロキャンプは一人で楽しむものですが、完全に孤立する必要はありません。
最初は「一人だけど、困ったら助けを求められる場所」を選ぶ方が安心です。
40代初心者の最初のソロキャンプは、自然のワイルドさよりも「安心感」を優先するのがおすすめです。
トイレ・炊事場・駐車場の近さも大事
キャンプ場選びで意外と大切なのが、トイレや炊事場、駐車場との距離です。
若い頃なら多少不便でも勢いで乗り切れるかもしれません。
でも、40代初心者が無理なく楽しむなら、便利さはかなり大切です。
トイレが遠いと、夜に行くのが不安になります。
炊事場が遠いと、洗い物が面倒になります。
駐車場が遠いと、荷物の運搬だけで疲れてしまいます。
特に最初は、できるだけ負担を減らした方がいいです。
ソロキャンプは、苦労を我慢するものではありません。
自分が心地よく過ごせる環境を選ぶことも、立派な準備です。
関連記事:初心者が失敗しないキャンプ場の選び方|40代ソロキャン向け完全ガイド


ソロキャンプで無理をしないための考え方
「せっかく来たから頑張る」をやめる
ソロキャンプに行くと、ついあれもこれもやりたくなります。
焚き火をしたい。
料理も作りたい。
写真も撮りたい。
星空も見たい。
朝コーヒーも飲みたい。
もちろん、やりたいことがあるのは楽しいことです。
でも、最初から全部やろうとすると疲れます。
せっかく癒やされに行ったのに、予定を詰め込みすぎて逆に疲れてしまうこともあります。
だから、自分は「全部やらなくてもいい」と考えるようにしています。
焚き火ができなくてもいい。
料理が簡単でもいい。
早く寝てもいい。
雨が降ったら帰ってもいい。
ソロキャンプは、誰かに見せるためのものではありません。
自分が少し楽になれれば、それで十分です。
疲れたら帰る勇気も必要
ソロキャンプでは、無理をしないことがとても大切です。
体調が悪い。
天気が悪い。
思ったより寒い。
気持ちが落ち着かない。
夜が不安で眠れそうにない。
そんなときは、無理に泊まらなくてもいいと思います。
「せっかく来たから最後までいなきゃ」と思うかもしれません。
でも、安全と安心が一番です。
途中で帰ることは失敗ではありません。
むしろ、自分の状態をちゃんと見て判断できたということです。
特に40代からのソロキャンプでは、無理をしないことが長く楽しむコツになります。
天候が悪い日、体調がすぐれない日、不安が強い日は無理にキャンプをしないことも大切です。安全に帰る判断も、ソロキャンプでは大事なスキルです。
ソロキャンプで得られた変化
頭の中が整理されるようになった
ソロキャンプを続ける中で、少しずつ変化を感じるようになりました。
まず、頭の中が整理されやすくなりました。
日常の中では、考えることが多すぎて、自分が何に疲れているのか分からないことがあります。
でも、自然の中で一人になると、余計な情報が少なくなります。
すると、自分の本音が少しずつ見えてきます。
「本当は無理をしていたんだな」
「少し休みたかったんだな」
「誰かに認められようとしすぎていたのかもしれない」
そんなことに気づけるようになりました。
自分を責める時間が少し減った
以前は、うまくいかないことがあると、自分を責めることが多かったです。
もっと頑張ればよかった。
自分が悪かったのかもしれない。
もっと強くならないといけない。
そんなふうに考えてしまうことがありました。
でも、ソロキャンプをしている時間は、そういう考えから少し離れられます。
自然の中にいると、自分の小さな失敗や悩みが少しだけ遠くに感じられます。
もちろん、問題がなくなるわけではありません。
でも、問題との距離を少し取れるようになります。
この距離感が、自分にはとても大切でした。
一人の時間を怖がらなくなった
離婚後の一人の時間は、最初は不安でした。
静かな部屋にいると、いろいろなことを考えてしまう。
何をしていいか分からない。
寂しさを感じることもある。
でも、ソロキャンプを通して、一人の時間の感じ方が少し変わりました。
一人は寂しいだけではありません。
一人だからこそ、自分のペースで呼吸できる。
一人だからこそ、心の声に気づける。
一人だからこそ、無理をしなくていい。
そう思えるようになりました。
- 頭の中が少し整理される
- 自分を責める時間が減る
- 一人の時間を前向きに感じられる
- 自然の中で気持ちが落ち着く
- 日常に戻る力を少しもらえる
「人生を立て直す」とは、大きく変わることではない
いきなり人生を変えなくてもいい
この記事のタイトルには「人生を立て直す時間だった」と入れています。
ただ、ここで言う「人生を立て直す」は、大きな成功を目指すという意味ではありません。
仕事を変える。
収入を増やす。
新しい人生を一気に始める。
何か大きな成果を出す。
もちろん、そういう変化もあるかもしれません。
でも、自分にとっての立て直しは、もっと小さなことでした。
朝起きて、少し気持ちが軽い。
休みの日に外へ出てみようと思える。
自分のためにご飯を作る。
夜に少し安心して眠れる。
また少し頑張ってみようと思える。
そういう小さな回復の積み重ねです。
まずは自分を責めないことから始まった
人生を立て直そうと思うと、何か大きな行動をしなければいけない気がします。
でも、疲れているときに無理をすると、さらに苦しくなります。
だから、自分の場合はまず「責めないこと」から始まりました。
疲れていてもいい。
立ち止まってもいい。
すぐに前向きになれなくてもいい。
人と比べなくてもいい。
ソロキャンプは、そう思わせてくれる時間でした。
自然の中では、誰も急かしてきません。
だから、自分のペースで少しずつ戻っていけばいいと思えました。
[自分を立て直すためにやったこと]
いきなり遠くへ行かなくても大丈夫です。近場の自然やキャンプ場でも十分です。
スマホを見続けるのではなく、焚き火や空、風の音に意識を向けます。
疲れていること、寂しいこと、不安なことを無理に消そうとしなくて大丈夫です。
「少し気持ちが軽くなった」くらいで十分です。それも立派な回復です。
このブログ「Solo Camp Recovery 40+」で伝えたいこと
40代初心者に向けて、リアルなソロキャンプを発信したい
このブログ「Solo Camp Recovery 40+」では、40代からソロキャンプを始めたい人に向けて、リアルな情報を発信していきたいと思っています。
ただ道具を紹介するだけではありません。
もちろん、テントや寝袋、ランタン、キャンプ場選びなど、初心者に必要な情報も大切です。
でも、それ以上に伝えたいのは、
ソロキャンプは、疲れた心を少し休ませる時間にもなる。
ということです。
40代から新しいことを始めるのは、少し勇気がいります。
体力の不安もあります。
道具選びの不安もあります。
一人で行く怖さもあります。
周りの目が気になることもあります。
だからこそ、このブログでは、かっこいいキャンプではなく、現実的で無理のないソロキャンプを伝えていきたいです。
失敗や不安も含めて発信したい
ソロキャンプを始めると、うまくいかないこともあります。
忘れ物をする。
テント設営に時間がかかる。
夜に眠れない。
虫に悩まされる。
料理が面倒になる。
急に不安になる。
でも、それでいいと思っています。
最初から完璧にできる人はいません。
自分も失敗しながら少しずつ覚えてきました。
だから、このブログでは成功した話だけではなく、不安や失敗も含めて書いていきたいです。
その方が、これから始める人にとって安心できると思うからです。
関連記事:40代初心者がやらかしたソロキャンプ失敗5選


40代でソロキャンプを始めたい人へ伝えたいこと
不安があるのは普通です
もし今、ソロキャンプを始めたいけれど不安があるなら、それはとても自然なことです。
一人でキャンプに行くのは、最初は誰でも不安です。
特に40代から始める場合、
「今さら遅いかな」
「体力的に大丈夫かな」
「道具がよく分からない」
「一人で行って寂しくないかな」
「周りから変に見られないかな」
そう感じることもあると思います。
でも、不安があるから向いていないわけではありません。
むしろ、不安があるからこそ、無理をせず慎重に準備できます。
最初は近場のキャンプ場でいい。
設備が整った場所でいい。
デイキャンプからでもいい。
道具も最低限でいい。
大切なのは、完璧に始めることではなく、安心して始めることです。
ソロキャンプは人生を変える魔法ではない
正直に言うと、ソロキャンプをしたからといって、人生が一気に変わるわけではありません。
悩みが全部消えるわけでもありません。
過去がなくなるわけでもありません。
急に強くなれるわけでもありません。
でも、少しだけ呼吸がしやすくなることはあります。
少しだけ頭が静かになることがあります。
少しだけ「また明日からやってみようかな」と思えることがあります。
その小さな変化が、自分には大きかったです。
[よくある不安]
- 40代からソロキャンプを始めても遅くない?
-
遅くありません。むしろ40代だからこそ、自分のペースで静かに楽しめるソロキャンプは合いやすいと思います。
- 一人でキャンプに行くのは怖くない?
-
最初は怖いです。だからこそ、設備の整ったキャンプ場や管理人がいる場所から始めるのがおすすめです。
- 道具は全部そろえないとダメ?
-
最初から全部そろえる必要はありません。最低限の道具から始めて、必要なものを少しずつ増やせば大丈夫です。
- 心が疲れているときにソロキャンプしてもいい?
-
無理のない範囲なら、自然の中で過ごす時間が気持ちを軽くしてくれることもあります。ただし、つらさが強いときは専門機関や信頼できる人に相談することも大切です。
まとめ|40代からのソロキャンプは、自分を取り戻す時間だった
40代からソロキャンプを始めた理由は、単純に趣味が欲しかったからではありません。
仕事の疲れ。
環境の変化。
人間関係の疲れ。
離婚。
精神的な不調。
将来への不安。
そうしたものが重なり、自分には一度、日常から離れて心を整える時間が必要でした。
そして、ソロキャンプはその時間を与えてくれました。
誰にも気を使わず、誰にも評価されず、ただ自然の中で過ごす。
焚き火を眺め、風を感じ、何もしない時間を味わう。
その中で、自分は少しずつ回復していきました。
ソロキャンプは、特別な人だけの趣味ではありません。
むしろ、
- 少し疲れている人
- 一人の時間が必要な人
- 人生を見つめ直したい人
- 自分を取り戻したい人
- 40代から新しい一歩を踏み出したい人
にこそ、向いている時間だと思います。
最後に|無理に前向きにならなくてもいい
無理に前向きにならなくてもいいと思います。
落ち込む日があってもいい。
疲れて何もできない日があってもいい。
すぐに答えが出なくてもいい。
人と比べなくてもいい。
大切なのは、自分を置き去りにしないことです。
そして、自分の心を少し休ませる時間を作ることです。
自分にとって、その一つの選択肢がソロキャンプでした。
もし今、少し疲れているなら。
もし一人の時間が必要だと感じているなら。
もし40代から何かを立て直したいと思っているなら。
いきなり遠くへ行かなくても大丈夫です。
まずは近くの自然に触れるだけでもいい。
デイキャンプからでもいい。
椅子に座って、コーヒーを飲むだけでもいい。
それだけでも、心が少し軽くなることがあります。
このブログが、同じように少し疲れた誰かにとって、ソロキャンプを始める小さなきっかけになれば嬉しいです。

